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*ここでご紹介するのは、ずぼら店主の*我流*の灯し方ですので、
あくまでご参考程度ということで、実践は自己責任でお願い致します。

使用しているのはオーブ28(直径約10cm)です。

点火直後。

数分すると芯の周りのロウが燃え下がり、その分芯が長くなるので、炎がめらめらとあばれたり、煙が出たりします。

そうなったら芯が長過ぎるというサインですので、はさみ等で芯を適切な長さ(5〜6mm)にカットしてください。

初期点火の数分後に1度芯をカットし、それからまた何分かすると、また芯が伸びてくるので、再びカットします。

芯の周りのロウの直径が小さい内は、こまめなカットが必要になります。

繰り返しますが、灯火があばれたり、煙が出たら「芯を短くしてくださ〜い」という合図です。

ロウがこのくらいまで燃え下がると、後は芯のカットなしで、比較的長時間、安定して灯ってくれます。

ただ、左写真の炎のサイズは、やや大きすぎかもしれません。

どの程度の大きさが適正かは、灯火と対話しながら、何となく勘所をつかんでみてください。

上から1/3程度まで燃え下がると、今度は逆に短時間で火を消すと、中心ばかりが溶けて、外周の壁が厚く残ってしまいます。

左写真は、4〜5時間連続燃焼した後なのですが、灯しても灯しても、「薄皮を残してカンテラ(行灯)のように」という感じになってくれません。

(最小限のケアで長時間灯しておきたいイベント等には、向いているとも言えますが…)

やむを得ず「力技」を行使。
消火後まだロウが柔らかい内に、指で外壁を薄く伸ばしてみました。

ハンドドリップタイプは、上から押さえるように「ハグ」して、できるだけ段差をなくしますが、オーブの場合、逆に上に伸ばすようにハグすると、ランプシェードのような「殻」を造れます。

消火直後はロウが熱いので、火傷しないよう、ロウが冷めてから触るようにしましょう!

これで、だいぶ外殻が薄くなりました。

暗闇で灯すと、なかなか素敵です。

お手入れ用具としてのお勧めは、焼き鳥用の太めの竹串です。
芯をロウのプールに浸して消火するだけでなく、芯がぼさぼさしてきたら、繊維を下から梳かすようになでて整えたり、芯が長過ぎる時でも、芯の先っぽだけが伸びているような場合は、上から竹串で押さえると芯を縮めることができます。

オーブの周りにホコリがついたら、梱包用のクラフトテープでセーターの毛玉をとる要領でホコリを取り除くことができます。

不織布(毛羽がでないもの)のペーパータオルを水で湿らせて拭き取ってもいいのですが、水滴が芯の繊維の間やロウの裂け目に入ると、点火した時☆ぱちぱちっ☆と「油はね」が起こりますので、ご注意ください。

溶けたロウが冷えて固まると、ロウが収縮するため、裂け目ができることがあります。

再度点火すれば、裂け目はすぐに埋まりますので、ご安心ください。

点火直後は、裂け目から空気が入って、炎が若干あばれるかもしれませんが、すぐに落ち着いてくるはずです。

以上、店主我流のオーブの灯し方のご紹介でした。

お陰さまで、既にたくさんのご注文をいただきました。
この場を借りて、お礼を申し上げます。

やはりゴールドが一番人気で、在庫も乏しくなってまいりましたので、今度はのオーブの周りにリースをしつらえた、クリスマス風のアレンジに挑戦してみたいと思います(が、ワタクシその方面のセンスがイマイチなので、お客様からのお写真の投稿もお待ち申し上げております。よろしくお願い致します~